配属後いきなり既存のスタッフが部下かぁ。
部下を持ったことがないからどう対応したらいいかわからない。
これまでの経験でスタッフに接してよいものか。
ここでは、アルバイトが多く勤務している職場に配属になった新卒や中途社員が抱えるであろう悩みの中で「スタッフとの人間関係を良好にするコツ」についてまとめてアドバイスしたいと思います。
新卒や中途社員がいきなり部下を持つという少しレアなケースであり、その分、特有の悩みがあります。
今の仕事に経験がない状態、もしくは経験があっても既存スタッフはあなたの事を知らない状態で、既存スタッフの上司になるわけですから人間関係に悩みがでるのは当然です。
【本記事の執筆者】
・接客業歴:22年
・人材育成・指導歴:20年
・実績:①ガソリンスタンドセールスロールプレイング観客の部1位、審査員の部2位②新店舗立ち上げ担当で3店舗連続業績ギネス更新③ジムインストラクター歴5年④務める部署の整理整頓ルールを構築⑤務める部署のルール決めリーダー
私は、務めた職場のほとんどでリーダー兼育成指導係を任されてきました。
その中には、42名ものアルバイトスタッフの中で、アルバイトリーダー兼育成係を務めた経験もあります。
【記事の内容】
・部下への伝え方
・部下への対応方法
・部下への仕事の任せ方
このまとめ記事では、 「スタッフとの人間関係を良好にするコツ」 について、私の経験からアドバイスしていきます。
【会話形式】
部下の問題を解決するためには知人に相談したり、本やWebで検索することが一般的です。
調べた結果「この場合は積極的に話しかけるといいよ」など、解決策はわかるものの、実際にあなたの置かれている状況では具体的にどう対応すればよいのかわからないことだらけのように感じます。
そうです。あなたは具体的にどう対応すれば良いのかを知りたいのです。
本やWebに書かれている答えの先を、もっと知りたいのです。
実際に、部下にどう発言すれば良いのかについての「答え」を望んでいるのです。
会社に出勤する仕事であれば、人間関係の問題は避けては通れません。
部下との人間関係で悩みが無い人は存在しないと言っても過言ではありません。
だからといって、すぐに投げ出してしまうとあなたの成長に繋がらず、また同じ問題にぶつかると、問題を解決することができません。
これら問題を抱えているのはあなただけではありません。
大なり小なり仕事の問題を解決しながら日々の業務をこなしている人がほとんどなのです。
だからあなたも大丈夫!
このコンテンツでしっかりと学べば、自信を持って部下に接することができ、部下に好かれ、信頼を勝ち取り、職場が円滑に回っていきます。
数えきれないほど部下の対応方法に悩んできた私の経験談を交えながら問題を解決していきます。
この記事の中に、あなたが抱える悩みの「答え」が1つでもあれば幸いです。
あなたの一番初めの業務、それは既存スタッフとの面談
面談しろと言われてもどうやって進めればいいかわからない。
何を話せばいいかわからない。
面談を実施するとしても、あなたの置かれている立場や情況で話す内容が変わります。
・あなたが新入社員で、既存アルバイトの上司である場合や社員に昇格した場合
・新しい部署に配属になった場合
・アルバイトから社員に昇格した場合
ここでは、あなたが新卒、もしくは中途社員で配属された職場に既存スタッフがおり、いきなり部下を持つという想定で取るべき行動について解説していきます。
始めの面談が命です。
最低限、笑顔を意識して臨んでください!
好印象を与えるのは面談時の雰囲気です!
社会人1年目や新卒が今、一番大切なのは現場業務に集中すること
さぁこれから何をしていこうかな。
仕事の優先順位とかあるのかな。
配属後は当然仕事をしていかなければなりません。
そこで何を優先すれば良いでしょうか。
・スタッフと同じ現場業務
・上司としての数値、店舗管理
・効率よく回るための指示出し
・マネジメント
正解は
いくら数値管理能力やマネジメント力がすでにあったとしても現場の仕事を覚えない事には最適な判断を下すことはできません。
第一優先にすべきことは「現場業務」です。
ただ現場業務を覚えるのではなく「現場業務を優先し、スタッフの部下になったつもりで学ぶ」ことが重要です。
あなたの学ぶ姿勢が今後の業務に大きな影響を与えることになります。
→社会人1年目や新卒が今、一番大切なのは現場業務に集中すること
スタッフは偉そうな態度を取らないあなたに従うようになる
最近スタッフに嫌煙されてる?
スタッフに偉そうな態度で接しているという、私の部下で実際にあったケースです。
例えば
・面談や会議、ミーティングなので足を組んで話をする
・Webでの会議中に電話したり席を離れて聞いていない
・指示ばかりする
・「自分は経験者」と過信する
こんな上司に誰が付いていくでしょうか。
大事なことは
今の時期は特に常に低姿勢が大事です。
これによりスタッフは天狗になり調子に乗るかもしれません。
調子に乗るどうかはあなたのコントロール次第です。
→【新卒はスタッフに低姿勢】常に学ばせてもらう気持ちが大事!偉そうな態度は厳禁!
指示するだけではなく模範になろう
模範になれと言われてもどうすれば模範になれるかわからない。
模範になりながら上司としての仕事もこなすと忙しくなる。
入社一年目はとにかく学ばせてもらうという姿勢が大切。
そして一通り現場業務を覚えたら次はスタッフの模範になること。
自分が職場のリーダーのつもりで何でも率先して業務をこなすのです。
率先垂範することでスタッフとの人間関係は良好になり、あなたのいう事を素直に聞き入れてもらえるようになります。
→【新卒は既存スタッフの模範になれ!】信頼は行動(ABC理論)で勝ち取れ!
嫌いな部下やスタッフへの接し方は結論「最低限の会話」で良しと割り切る
苦手な部下がいて接し方がわからない
他の部下へ悪影響かなぁ
耐えられないなぁ
私の部下はよく下のようなことを口にします。
時給など給料は大事だけど結局は仕事がやりやすいかどうかですよねぇ
そうなんです。
結局はお金よりも人間関係が一番重要なのです。
その重要な人間関係の問題はいつも働く人の悩みとなってあらわれます。
嫌いな部下や苦手なスタッフは誰でもいるものです。
私も正直嫌いとまではいかないにしても苦手な部下はいます。
私が苦手と思っているということはおそらく相手も同じ気持ちです。
だからあえて必要以上にコミュニケーションは取りませんし、相手も望んでいないのがわかります。
結論、無理してコミュニケーションを取ろうとしなくて良いのです。
最低限の会話です職場は円滑に回ります。
→嫌いな部下やスタッフへの接し方は結論「最低限の会話」で良しと割り切る
【高レベル】あなたの「安全な選択」がスタッフを救うことに繋がる
あなたは上司として選択を迫られることがあります。
・A商品とB商品のどちらを購入、発注するか
・AイベントとBイベントではどちらが繁盛するか
・お客様対応でどう返答するか
全て先を見越して判断、対応する必要があります。
意外にこの判断ができない社員が多いように思います。
なぜ、このボールペンをお客様用に設置したの?
ボールペンの中で一番安かったからです
一番安いというコスト目線は大変すばらしい判断です。
しかし、水性のボールペンをお客様用にすると色が手に付着してしまいます。
もし、その手で服を触ってしまったら服が汚れてクレームに発展する可能性がありますね。
そこまで先を想定する必要があるんですね。
そうなんです。
このように先を想定して物事を判断することが非常に重要なのです。
あなたは上司としてスタッフの安全を守る必要があるのです。
1年目でここまで先を想定できる社員がいるかどうかはわかりませんが、考え方としては覚えておく必要があります。
→【高レベル】仕事では新卒のあなたが選んだ「安全な選択」がスタッフを救うことに繋がる
【高レベル】スタッフを納得させるスキルを身に付ける
少し難易度は上がりますが、スタッフを納得させるスキルが必要になってきます。
安心してください。
入社してすぐにとは言いません。
現場業務を覚えてリーダーという意識で率先して業務をこなせるようになってくればマスターしたいスキルです。
・言われた通りやってみたらできた
・言われた通り対応したら問題が解決した
・言われた通り行動すれば必ず結果がでる
こう思ってもらえたら勝ちです。
ここまでくるとスタッフはあなたを上司として見るようになり、信頼が生れます。
今後新しい仕事が舞い込んだり、業務量が増えてもスタッフが助けてくれます。
逆に言うと、スタッフに納得させるスキルを身に付けなければ、人間関係は上手くいかないと思ってください。
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