・仕事が手一杯になってきたなぁ
・誰にこの仕事をお願いすれば良いのだろう
・簡単に説明すればすぐできる人いないかなぁ
あなたは自信が手一杯になったからといって誰にでも仕事を任せていませんか?
仕事を任せることは相手の成長に繋がる大変良い行動です。
しかし、相手を間違えると負担にしかなりません。
そうなると仕事が嫌になったり、あなたが嫌われることにも繋がるかもしれません。
できることなら一人たりとも嫌われたくないですよね。
私は20年以上接客業に勤め、その多くは育成係を任されてきました。
そのため多くの部下を育成してきました。
「どの職についても慣れると私が育成係」これが定着していたのです。
育成となると基本仕事を教えてお願いする場面が多くなります。
仕事をお願いすることについては今後この企業に勤めている限りは続きます。
この記事では仕事をお願いする相手の「得意」「不得意」を見極めようという話をしています。
見極められることによって相手は気持ちよく引き受けてくれると共にやる気に繋がり、成長にも繋がります。
得意不得意を見極めて仕事を任せることはリーダーとして必要不可欠な業務です。
仕事を任せることで部下がどう成長するのかについては【部下の成長】信じて任せる力(Vol.1)の記事をご覧ください。
仕事を任せる前に把握しておかなければならないことについては【全員の仕事を把握せよ!】任せる前に絶対に考えるべき1つの事をご覧ください。
相手の「得意」「不得意」を見極めて
人は性格や手先の器用さなどにより得意不得意があります。
何でもオールマイティーな人など見たことありませんよね?
例えばパソコンを使わせたら会社で一番だが人見知りが一際激しく誰とも会話しないなど。
これは単純にパソコンは得意だが人間関係は苦手なのです。
私で言うと仕事を教えることは得意だがSNSが大の苦手。
私の場合はSNSが苦手と、致命的なんですけどね(笑)
とにかくどのボタン押したらどうなるのかが解らない・・・
横文字ばかりだけどそのボタン押したらどうなるのかを日本語で記述しておいてほしいと思います。
Enter押したら文字が送信される・・・いや・・・改行したいだけだけど・・・みたいな(笑)
苦手は分野は本当に苦手なのです。
とことんできないのです。
それを克服したいという意識で仕事をしているのであれば問題ないのですが、克服しようとしていないのに苦手分野の仕事を任されたらストレスですよね。
これが続くと退職するでしょう。
だから仕事を任せたりお願いする前に相手の「得意」「不得意」を見極められるようになりましょうという話です。
部下をやる気にさせる魔法の言葉は【超ド級】仕事で部下をやる気にさせるたった1つの魔法の言葉で解説しています。
見極め方のポイントは下調べが肝心
見極め方は以下のつです。
・面談実施で事前に聞き取り調査
・仕事の完成度やスピードを観察
面談実施で事前に聞き取り調査
私は面談が一番良い方法と考えています。
テーマについて事前に伝えておき、話す内容を考えておいてもらうのです。
事前に考えてもらう理由は、面談の場で初めてテーマに触れると下のような面談になるからです。
あなたの仕事での「得意」「不得意」を教えてください。
「得意」「不得意ですか・・・・・・・・・・・」
ん~・・・・・・・・・・・・
分からないです・・・・・・・・
何だと思いますか?
全員に当てはまる訳ではないのですが、人見知りなどであまり会話が得意ではない人はこうなる可能性があります。
実は私もこのパターンを幾度となく経験しています。
これだと面談に時間がかかってしまいますし、部下もストレスでしょう。
しかし、事前にテーマを伝えておくことで何を話すかを考えてきてくれるのではないでしょうか。
これでお互いに時間の無駄なく面談できます。
面談する場所については【部下を指導する場所を理由付きで解説】守らないと信用を失います!の別室によるメリットをご覧ください。
仕事の完成度やスピードを観察
これまでに幾度も仕事を任せたりお願いした経験があるあなたは相手の仕事の完成度やスピードを観察できていますか?
完成度を見れば今現状でその仕事が得意なのか不得意なのかわかるはずです。
あなたは仕事をお願いするのですから完成のイメージは持ってますよね?
それに近いものが提出されているかどうかです。
スピードが速いという事は時間に余裕があるか、その仕事が好きで先に着手しているかのどちらかです。
仮に先に着手しているようであればその仕事が「得意」、もしくは「好き」「興味がある」であると考えて良いでしょう。
逆に仕事が遅い部下がいる場合は【仕事が遅い部下への対応方法】要領よく質より量!?スピード!?をご覧ください。
下調べの大切さ
相手の「得意」「不得意」を見極めるためのポイントは
・面談実施で事前に聞き取り調査
・仕事の完成度やスピードを観察
この2つを実行すればおおむね把握は可能です。
面倒かもしれませんが上司であるあなたはここまで気を使って部下の成長に繋げていくのです。
面談を実施する場合は場所選びが重要です。
何処が一番面談に適しているかについては【部下を指導する場所を理由付きで解説】守らないと信用を失います!をご覧ください。
初めからできる人を選択する?任せたことがない人を選択する?
あなたは仕事をお願いする時に教えなくともできる人に任せますか?
それとも任せたことがない人に任せますか?
どちらを選択してもメリットとデメリットはあります。
教えなくてもできる人を選択すると他の部下が成長しない
【教えなくてもできる人を選択】すると
・メリット
任せた仕事が終わるスピードが速く自身があまり口出ししなくて良いので他の仕事に集中できる。
・デメリット
任せた仕事内容に関して他の部下はできるようにならない。
仮に、教えなくてもできる人ばかりにお願いしていると、その人が休みなどで居ない時に誰にもお願いできない。
緊急性の高い仕事だと自身でせざるを得なくなる。
任せたことがない人を選択すると今後あなたの仕事は楽になる
【任せたことがない人を選択】すると
・メリット
できる仕事の幅が増えていつも任せている人が居なくても対応できるようになる
・デメリット
何度も確認が必要になり、教える手間が増える。
どちらもメリット、デメリットはあります。
よく考えてから任せるようにしましょう。
あなたの今後の仕事のやり方に影響します。
部下への指示が上手く伝わらないことがある人は【部下への指示が伝わらない】話の進め方のコツを5つだけ解説をご覧ください。
伝え方については【超重要な仕事の伝え方】部下育成係は4つの基本をマスターせよ!をご覧ください。
できない人に対しては褒め倒すことで成長に繋がります。
【部下は褒め倒せ!】9割褒めて1割お願いくらいが調度良い!?も一緒にご覧ください。
まとめ
相手の「得意」「不得意」を見極めるコツを紹介しました。
事前に聞き取りを行ったり、相手を観察したりと大変だと思います。
しかしあなたがその部署でその部下たちと仕事をしていくのであれば絶対に実行した方が良い内容だと思います。
実行することで今は大変だと思いますが、近い将来必ず楽になります。
部下をどうコントロールするかはあなた次第です。
この章があなたの人生にとって役に立ち、一つでも悩みを解決することが出来れば幸いです。
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